0120-887-026

受付時間/平日10:00-18:00 通話無料

CPF広告とは?LINE友だち追加広告の仕組みと出稿手順を解説

ブログ

2026.03.11

CPF広告(Cost Per Friends)とは、ユーザーがLINE公式アカウントを「友だち追加」した時点で課金が発生する、LINE広告の成果報酬型メニューです。表示やクリックだけでは費用が発生しないため、広告費の無駄打ちを抑えながら見込み顧客との直接的な接点を確保できる点が最大のメリットです。

本記事では、CPF広告の定義・仕組みから出稿の具体的な手順、成果を最大化するための運用ポイントまでを一貫して解説します。

CPF広告とは|LINE友だち追加に特化した課金型広告

CPF広告の定義と課金の仕組み

CPFは「Cost Per Friends」の略称で、友だち1人の獲得あたりの費用を指標とする課金モデルです。LINE広告マネージャーでキャンペーン目的に「友だち追加」を選択すると、このCPF課金が適用されます。

課金が発生するタイミングは、ユーザーが友だち追加ボタンをタップし、実際に友だち登録が完了した瞬間です。広告が表示されただけ、あるいはボタンがタップされただけの段階では費用は発生しません。確認画面で離脱した場合も課金対象外となります。

この仕組みにより、費用が発生した時点で「プッシュ配信やリッチメニューを通じたCRMが可能な見込み客」を1名確保できている状態になります。認知やクリックといった中間指標ではなく、友だち追加という明確なアクションに対して投資する構造のため、投資対効果の予測が容易です。

CPF広告の配信には、LINE公式アカウントの「認証済アカウント」が必要です。未認証アカウントでは、LINE広告マネージャー上でキャンペーン目的に「友だち追加」が表示されません。認証済アカウントの審査には通常10営業日程度を要するため、CPF広告の出稿を計画している場合は早めに申請手続きを進めてください。

認証済アカウントには青色バッジによる信頼性向上やLINEアプリ内検索への表示といった優位性もあり、友だち追加率の向上にも寄与します。

CPF広告の基本スペックは以下のとおりです。

項目内容
正式名称Cost Per Friends(友だち追加課金)
課金方式成果報酬型(友だち追加完了時に課金)
最低入札単価(自動入札)75円〜 / 1件
最低入札単価(手動入札)50円〜 / 1件
利用可能アカウント認証済アカウントのみ

他のLINE広告メニュー(CPC・CPM)との違い

LINE広告にはCPF以外にもCPC(クリック課金)やCPM(インプレッション課金)が存在します。施策の目的に応じた使い分けが必要です。

項目CPF(友だち追加)CPC(クリック課金)CPM(インプレッション)
課金タイミング友だち登録完了時広告クリック時1,000回表示時
主な用途公式アカウントの基盤構築外部サイト誘導・購入促進認知拡大・キャンペーン告知
メリット確実な友だち獲得で低リスク流入数の最大化圧倒的なリーチ量
適した施策CRM・継続的な情報配信EC販売・資料請求新製品リリース・ブランド浸透

友だち追加目的で手動入札を選択した場合、CPM課金での配信も技術的には可能です。しかし、クリエイティブの追加率(CVR)が低いと1件あたりの獲得単価が高騰するリスクを広告主が負います。

CPF課金なら登録に至らない限り費用はゼロのため、予算管理の安定性が高く、特に初めてLINE広告を運用する場合はCPF課金の選択が最も合理的です。

CPF広告の仕組み|配信面とユーザー導線

広告表示から友だち追加までのユーザー導線

CPF広告がユーザーの目に触れてから友だち登録が完了するまでの基本的な導線は、以下の4ステップです。

  1. 1. 広告表示:トークリスト・LINE NEWS・LINE VOOM等の配信面にバナーが表示される
  2. 2. タップ:ユーザーがCTAボタン(「友だち追加」等)をタップ
  3. 3. 友だち追加画面:LINE公式アカウントのプロフィール画面に遷移
  4. 4. 追加完了:ユーザーが「追加」をタップし友だち登録が成立(この時点で課金発生)

上記はLINEアプリ内で完結する直接追加パターンですが、LP(ランディングページ)を経由する導線も構築可能です。広告タップ後にまず自社LPへ遷移させ、商品やサービスの詳細を説明したうえで、LP上の友だち追加ボタンからLINEアプリへ誘導します。訴求内容を十分に理解させてから追加につなげたい場合に有効な手法です。

主な配信面と広告フォーマット

CPF広告はLINEアプリ内の複数の配信面に表示されます。2024〜2025年にかけて配信面はさらに拡充されています。

配信面特徴推奨フォーマット
トークリストトーク一覧最上部に表示。圧倒的なリーチ力を持つ画像(小)600×400px
LINE NEWS情報収集意欲の高いユーザーにアプローチ可能Card 1200×628px
LINE VOOM動画中心のプラットフォーム。視覚的訴求に強いSquare 1080×1080px
LINE ウォレット決済・ポイント関連。購買意欲の高い層にリーチCard 1200×628px
LINE ポイントクラブインセンティブ施策との相性が良いCard 1200×628px
LINE 広告ネットワークLINE以外の提携アプリへの拡張配信Card / Square

静止画はCard(16:9・1200×628px)とSquare(1:1・1080×1080px)の2種類を用意すれば全配信面をカバーできます。ファイル形式はJPGまたはPNGです。タイトルは最大20文字、ディスクリプションは最大75文字ですが、スマートフォン上で確実に読まれるのは冒頭10文字程度のため、最も重要なメッセージはタイトル先頭に配置してください。

動画広告は友だち追加目的専用の「動画(小)」フォーマット(1:1固定、最大720p、5〜600秒)が利用可能で、容量は30MB以下が推奨されます。

また、2024年10月からはYahoo!ディスプレイ広告(YDA)経由でもCPF配信が可能になりました。Yahoo! JAPANの配信面からもLINE友だち追加を促進できるため、リーチの幅がさらに広がっています。

CPF広告の出稿手順と費用の目安

出稿に必要な事前準備

CPF広告の配信を開始するために必要な事前準備は以下のとおりです。

  • LINE公式アカウントの開設(未保有の場合)および認証済アカウントの取得(審査に通常10営業日程度)
  • LINEビジネスIDの取得
  • LINE広告アカウントの作成(企業情報・商材情報・クレジットカード情報を登録)
  • LINE Tagの設置(CV計測やリターゲティング用オーディエンス作成に必要。配信開始前の設置を推奨)

キャンペーン作成から配信開始までの流れ

事前準備が完了したら、LINE広告マネージャー上で以下の5ステップでキャンペーンを作成・配信します。

  1. ステップ1. キャンペーン作成:目的「友だち追加」を選択し、予算タイプ(日予算または通算予算)を設定
  2. ステップ2. 広告グループ作成:ターゲティング(地域・年齢・性別・興味関心・行動等)と入札戦略(自動入札または手動入札)、予算上限を設定
  3. ステップ3. 広告作成:クリエイティブ(静止画または動画)とテキスト(タイトル最大20文字・ディスクリプション最大75文字)を入稿
  4. ステップ4. 審査:広告内容とLINE公式アカウントの信頼性を審査。広告アカウントの初回審査を含め数営業日〜10営業日程度を要する場合がある
  5. ステップ5. 配信開始:審査通過後、設定スケジュールに基づき自動的に配信が開始される

注意すべき点として、配信開始後にバナー画像やタイトルを変更することはできません。内容を変更するには新しい広告を作成して再度審査を受ける必要があります。一方、予算・入札価格・スケジュールは即時変更が可能です。

審査落ちの主な原因は、誇大表現(「絶対に稼げる」等)、薬機法への抵触(ビフォーアフター写真等)、LINEキャラクターの不適切な使用などです。

ターゲティングでは、性別・年齢・地域などの基本属性に加え、興味関心カテゴリ(美容・金融・旅行等)、行動データ(テレビ視聴頻度・購買経験等)、LINE Tagによるリターゲティング、類似拡張(ルックアライク、1〜15%で精度調整可能)など、多彩なオプションが利用できます。

すでに友だちであるユーザーを除外する「友だちオーディエンス」の設定も忘れずに行ってください。

友だち追加単価の相場と予算設計

CPF広告の1件あたりの獲得単価は、業界やターゲティングにより大きく変動します。一般的な目安は以下のとおりです。

業界推定CPF単価傾向
EC・小売100〜300円クーポン等の直接メリットで追加率が高い
美容・健康200〜450円競合が多く単価が上がりやすい
金融・不動産500〜1,000円心理的ハードルが高く獲得単価は高め
BtoBサービス400〜800円ターゲットが限定的で単価が上がる傾向
飲食・店舗150〜350円地域限定配信で来店意欲の高い層を安価に獲得

初期テストでは月額10万〜30万円・3カ月以上の継続運用が推奨されます。最初の1カ月は「どのクリエイティブ・ターゲットが反応するか」のデータ収集に重点を置いてください。LINE広告のアルゴリズムが安定し、適切なユーザーに広告が届くまでには一定の学習期間が必要です。

入札戦略は以下の2種類から選択します。

入札戦略特徴推奨シーン
自動入札(推奨)目標CPFに合わせてシステムが自動調整。学習期間中に最も効率的配信初期・データ蓄積フェーズ
手動入札1件あたりの上限額を運用者が固定。コスト管理が明確目標CPFが確定した安定運用期

CPF広告の成果を最大化する運用ポイント

ターゲティングとクリエイティブの最適化

CPF広告で安定的に成果を出すには、ターゲティングとクリエイティブの両面で継続的な改善が不可欠です。

ターゲティングの改善ポイント

  • 類似拡張(ルックアライク)の活用:優良顧客リストをシードに、類似1〜3%で配信するのが最も確実な成功パターン
  • 除外設定の徹底:既存の友だちを確実に除外し、無駄な広告費支出を防止する
  • 地域ターゲティング:実店舗がある場合、半径指定で来店可能な範囲に絞るとブロック率の低下にもつながる
  • 絞り込みすぎに注意:配信ボリュームが減少しCPMが上昇して逆効果になるケースがある

クリエイティブの改善ポイント

  • メリットの即時提示:「友だち追加で〇〇プレゼント」「今すぐ使える500円クーポン」等、追加直後の報酬をメインコピーに
  • 課題への共感訴求:「〇〇でお悩みの方へ」のようにユーザーの課題に寄り添う文言を使用
  • 動画は冒頭3秒が勝負:音声オフ前提で字幕を付け、最初に結論や驚きを提示する
  • LINEのUIに馴染むデザイン:過度な装飾より自然なバナーの方がスルーされにくい傾向がある

広告経由の友だちは自然流入に比べて熱量が低い傾向があり、平均ブロック率は30〜40%とされています。あいさつメッセージで広告訴求と一貫した情報を即座に提供する、リッチメニューによくある質問や人気商品のリンクを配置するといった対策が重要です。

さらに、ステップ配信(1日目・3日目・7日目)で段階的に価値を伝えることで、ブロック率を20〜25%以下に抑えることが理想です。

正確なCV計測が広告最適化の鍵を握る

CPF広告で多くの運用担当者が直面する課題が、広告管理画面上の「友だち追加数」とLINE公式アカウント管理画面の実数値が一致しないという問題です。

特にGoogle広告やYahoo!広告から友だち追加をCV地点に設定している場合、外部媒体はLP上の「友だち追加ボタンのタップ」をCVとしてカウントします。しかしこれは「LINEアプリに遷移した」ことを示すに過ぎません。

ユーザーの途中離脱やブラウザのITP制限(サードパーティCookieの制限)により、クリックとアクションが紐付かず、タップ数と実際の友だち追加完了数には約3倍の乖離が生じるケースがあります。

この乖離が広告運用に与える影響は深刻です。不正確なタップベースのCV数で最適化をかけると、媒体の機械学習が「実際には友だち追加していないユーザー」を成功事例として学習し、配信精度が歪みます。

結果として、本来アプローチすべきユーザー層への配信精度が下がり、獲得効率が悪化する悪循環に陥ります。

この課題を解決するのが、「友だち追加完了」を実測してCVとしてカウントする計測手法です。L Data Bank(LDB)はこの仕組みを実現するLINE友だちCV計測ツールで、以下の特徴があります。

  • 友だち追加「完了」をトリガーとしてCVを計測し、タップ数との乖離が発生しない
  • 正確なCVデータをGoogle広告・Yahoo!広告・Meta広告・Microsoft Advertisingに自動連携し、機械学習の精度を改善
  • 月額30,000円(2媒体付き)〜。初期費用0円・従量課金なし

実際の計測データでは、以下のような乖離が確認されています。

媒体管理画面CV(タップ数)LDB計測(追加完了数)乖離率
Google広告64件21件約67%
Yahoo!広告45件19件約58%
Instagram66件23件約65%

この例では、媒体管理画面上では合計175件のCVが報告されていましたが、実際に友だち追加を完了していたのは63件(約36%)でした。112件もの誤データで最適化をかけ、機械学習を誤った方向へ導いていたことになります。

正確なCVデータを媒体にフィードバックすれば、機械学習が「本当に友だち追加をしたユーザー」を学習対象にし、獲得効率は根本から改善されます。CPF広告の成果を最大化するうえで、「出稿して終わり」ではなく「計測の精度を高める」ことが、運用の質を分ける決定的な要因です。

CPF広告の正しい運用は正確な計測から始まる

本記事のポイントを整理します。

  1. 1. CPF広告の特性:友だち追加「完了」に対して課金される成果報酬型メニュー。表示やクリックのみでは費用が発生せず、無駄打ちのリスクが低い
  2. 2. 出稿の手順:LINE広告マネージャーで5ステップで配信開始。初期テストは月額10万〜30万円・3カ月以上の継続が推奨
  3. 3. 成果最大化の鍵:「タップ数」ではなく「友だち追加完了数」に基づく正確なCV計測。不正確なデータで最適化をかけると機械学習が歪み獲得効率が悪化する

CPF広告で獲得した友だちは、プッシュ配信やリッチメニューを通じて継続的な接点を持てる長期的な資産です。サードパーティCookieの規制が進む中、LINE公式アカウントとの直接的な繋がりの価値は今後さらに高まります。